オニとぼく

ぼくがわるさをすると、おとうさんはオニになる。
あたまから2つのツノがでて、めをつりあげて、おおきなこえでぼくをよぶ。

「おしりをだしなさい!」

やだ!
やだやだ!

ぼくはにげるけれど、すぐにつかまってしまう。
つかまったら、さいご。

オニになったおとうさんのひざに、のせられる。

どれだけあばれても、そこからにげることはできない。

「わるいこはおしりたたきだ!」

そういって、オニになったおとうさんは、ぼくのおしりをだしてしまう。
すぅすぅするおしりに、

ぱちん、とおおきなオニのてがおとされる。

「よぉくはんせいしなさい」

ぱちん!
ぱちん!
ぱちん!!

なんども、なんども、おしりをたたかれて、
ぼくはおおきなこえでないた。

じんじんするほど、おしりをいたくされたころ、
オニになったおとうさんは、おしりをたたくてをとめる。

「もうしないってやくそくできるか?」

ぼくのおしりにおおきなてをのせたまま、
こわいこえで、そうきいてくる。

「もうしないよ」

わんわんないて、ぼくはこたえる。

「やくそくだぞ。できる?」
「やくそく、する」
「じゃあ、あと3かいでおわりだ」

いち!

にぃ!!

さん!!!

3かい、とびきりいたいペンをされて、
ゆっくりだきおこされたら、

オニのツノがぽろりととれた、おとうさんがいる。


「いたかった?」

「いたいよ!」


おとうさんは、ようふくのそでで、ぼくのなみだをふいてくれる。
ごしごし。
それも、いたい。

でも。

やさしいいたさだから、いたくない。


「おとうさん、ごめんなさい」


おとうさんは、にっこりわらう。


「よし、いいこになった」




まだまだおしりはいたいけどね。






絵本風。

久々に衝動のままに書きました。
短っ

ひらがなばっかりで読みづらかったらすみません〜
やっぱり父子が好きなビビでした。

お好きなキャラの幼少期に当てはめてください

2018.1.21

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